液晶テレビの倍速機能で、似た感じのものにソニー・BRAVIA(ブラビア)の『4倍速』と東芝・REGZA (レグザ)の『Wスキャン倍速』があります。


どのあたりが似ているかというと、両方ともテレビ放送の1秒間に60コマというコマ数を、1秒間に240コマにして映像を映し出すことができるという点です。


この液晶テレビの『4倍速』と『Wスキャン倍速』の違いを簡単に書いてみますね。


■4倍速
テレビ放送60コマの、コマとコマとの間に、新しく生成した映像を『3つ』挟み込んで、1秒間に240コマの映像を映し出す。


■Wスキャン倍速
テレビ放送60コマの、コマとコマとの間に、新しく生成した映像を『1つ』挟み込んで120コマにし、それをさらにエリア分割してバックライトを点滅させることで、1秒間に240コマの映像を映し出す。


つまり、あくまでWスキャン倍速は『倍速』であって、ソニーの言う『4倍速』とは、ちょっと違います。


『どちらが高画質か?』は、処理エンジンなど他の要素が絡んでくるので何とも言えませんが、店頭の液晶テレビ売り場で映像を見る限り、個人的にはほとんど差がないように思います。